2007/11/22

「カレントTV」

 ノーベル平和賞を受賞してから、アル・ゴア元副大統領が共同出資するサンフランシスコのケーブルテレビ局「カレントTV」が再び注目を集めている。

 カンレントTVがスタートしたのは2005年夏。最初は10代から30代までの若者に「世界のできごとをよく知ってもらうためのケーブル局」といううたい文句だった。ゴア元副大統領と一緒にこのケーブル局を立ち上げたのはジョエル・ハイアットというビジネスマン兼弁護士兼政治家。2人は、インディペンデントなテレビ制作者が世界情勢や社会問題をとらえた短いフィルムや番組を作り、それを放映して若者の意識を高めようとしたのである。

 最近のカレントTVは、そこからすっかり様変わりしている。放映内容の3分の1を占めるのはユーザーが作ったコンテンツ。ケーブルテレビ局だけでなく、ウェブサイトも並行してパワーアップしている。ユーザーが作ったコンテンツに加えて、主要ニュースに対するビデオ・コメントを掲載し、それをユーザーの投票によって評価するというコーナーもある。Digg.comのビデオ版というところか。それにしても、ニュースがニュース自体であることを超えて、コメント、コメントへの投票……とどんどん枝葉を延ばしていく動きが加速化している。

 カレントTVでもう一つおもしろいのは、ユーザーが作る広告である。
以下、
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20071122/287788/?set=rss

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