2007/11/23

ジオキャッシング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ジオキャッシング (geocaching) は、全地球測位システム(Global Positioning System, GPS)を利用した、地球規模で行なわれている宝探しゲームである。語原は、「地球」「大地」を意味する "geo" と、動詞としての「隠す」「畜える」を意味する "cache" を元にした造語である。

プレイの方法としてはまず、あるプレイヤーはキャッシュ(cache)と呼ばれる宝箱に見立てた容器を隠し、隠した場所の座標をGPSレシーバーで取得し、米国にあるジオキャッシングの公式サイトに隠し場所のヒントと共にその座標を登録し、公開する。その情報を見た別のプレイヤーが、公開された座標を頼りにGPSレシーバーを用いてキャッシュを捜しに行く。このように、基本的なルールとしてはいたってシンプルである。

2000年にアメリカで誕生した新しいゲームであるが、GPSやインターネットといった現代技術と、主として自然の中で行なうアウトドアスポーツとしての要素が融合した画期的なゲームとして、世界中に多くの愛好者(ジオキャッシャー(geocacher) と呼ばれる)が存在する。

2005年6月現在、有効なキャッシュは215ヶ国・地域に17万個以上設置されている。参加者の数については明確な統計は見当たらないが、キャッシュの数から全世界で100万人以上に及ぶと見られる。 以下、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0

 「これはプレイヤー自身がサーチエンジンになるゲームだ」と説明するのは、ジオキャッシングの人気サイトの1つを運営するジェレミー・アイリッシュ氏。

 2001年1月の時点で、隠された宝物は世界中で数百ヵ所程度しかなかったが、現在では、アイリッシュ氏のサイトに掲載されているものだけで、122ヵ国約2万5000ヵ所にまで増えた。そのうちのいくつかは、位置座標をGPS機器に入力し指示された場所へ向かうだけで、簡単に見つけられるだろう。

 ところが、かなりの知力と体力を使わなければ発見できないような宝物もあるのだ。

 ジオキャッシングの参加者たちによると、誰もが自由に参加できるのだが、プレイヤーの多くは技術系の人間で、アウトドアではしゃいでいる自分に気づいて驚くこともあるという。

 「ジオキャッシングが登場するまで、とくに何をするでもなく、コンピューターやテレビの前でだらだらと過ごしていた」と語るのは、あるジオキャッシング・サイトのオーナー、クイン・ストーン氏。「今では元気に野外へ出かけ、家族や友人たちと楽しんでいるよ」

 このゲームが始まった日のことを、ストーン氏はよく覚えている。

 2000年5月、当時のクリントン政権は軍事衛星からの情報に一般市民がアクセスするのを妨げていた制限を解除し、位置データがGPS機器に提供されるようになった。ストーン氏と友人たちはオンラインで議論し、個人用GPS機器は制限のない状態でどれくらい正確か話し合った。

 「メンバーの1人がテストしようと言い出し、公共の場所にバケツを1個置いて、その位置座標をわれわれのニュースグループに投稿した」とストーン氏は回想する。「みんな大して気にとめていなかったのだが、数日後、誰かがこんな投稿をしてきた。『例のバケツを見つけたので、発見した証拠としておもちゃを1つ入れておいた』。ジオキャッシングは、こうして誕生したのだ」

 宝物は、今でも雑多な物の寄せ集めである場合が多い。ゴム製の昆虫、音楽CD、缶入りキャンディー、コンピューター・ゲーム、『レゴ』ブロック、コミック雑誌、ヨーヨー、おもちゃの楽器などだ。 以下、
http://wiredvision.jp/archives/200206/2002061304.html

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