2007/11/15

続・登場。

・・・外からグーグルを見ていると、1個のファンクションのプロジェクトが非常に強くて、ワールドワイドでいろいろなプロジェクトが動いていると思うんですが、だとすると、社員が日本にいる意味はどこにあるとお考えですか。

 それは非常にいい質問ですね。

 私の最終的な夢というか、理想的な働き具合は、社員はファンクション的には、どのリージョンに行っても働ける、そういうエキスパットの仕組みがあるわけですけれども、日本からもそういうふうにできたらいいと思っているんです。

I 今はそうではないんですか。

 ある水準以上の仕事をしていただくためには、ある水準の英語が必要なんです。特にカンバセーショナルイングリッシュというところを、少し努力していただかざるを得ないので、授業料の補助をしたりして、エンカレッジをしているんですけれども。

 なかなか「第2言語としての英語」では、お前は明日からシンガポール、お前は明日からパリ、お前は明日からニューヨークというわけにはいかないと思うんです。ところが、ほかの国の人はできます。ヨーロッパの人なんか、仕事ができる人は3カ国語ぐらいできちゃうという。

 グーグルの中にも結構、マルチリンガルの人が何人かいるわけですけれども、その点で日本人はどうしても言語の壁があって、大変です。これから大学に行く若い人たちとお話をする機会があるんですけれども、口を酸っぱくして、「とにかく英語を勉強しなくちゃだめだ」と、言っているんです。

「2001年宇宙の旅」から始まった、グーグルへのオデッセイ
http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20071112/140335/
日経ビジネスオンライン 2007 11/15の記事より。

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