2007/11/14

無題

 http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20071113/140499/?P=1

そもそもすれ違いがあって当たり前なのが親子関係かもしれない。だからこそ、玉袋の文章は、哀願にも似た調子で進む。

<誰だって、どんな子どもにだってたいてい、自分のちっちゃいころの写真を持っているだろう。自分なりに「これ、けっこうかわいいよなあ」「雑誌のモデルでもいけてたんじゃないの」って思っちゃう写真だよ。(中略)その写真は、キミの親父が撮ったんだとする。だとしたらさ、その写真に写ってんのは、キミの親父が、確かに見た光景なんだよ。キミの親父がこうやって世界を見ていた、その光景なんだよ。その真ん中で笑ってるのが、キミなんだよ。(中略)親とのあいだに溝ができたって、溝が深すぎてつながりを見失いそうだって、だいじょうぶなんだ。相思相愛だったんだよ、キミと親は。いまも相思相愛なんだよ。その写真を見たら分かるだろ? だって、キミは笑ってるだろ?>

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