2007/12/03

CNET JAPAN 12/3より。

"世界のトヨタの『過労死裁判』の地裁判決が出た。地裁判決なのでこれからトヨタ側の控訴が考えられるが、まだ30歳の若さで死ぬのはあまりにも過酷だ。




過労死については「過労死110番」で

過労死とは、仕事による過労・ストレスが原因の一つとなって、脳・心臓疾患、呼吸器疾患、精神疾患等を発病し、死亡または重度の障害を残すに至ることを意味します。また過労自殺は、過労により大きなストレスを受け、疲労がたまり、場合によっては「うつ病」を発症し、自殺してしまう事を意味します。(その集計と質問内容)



さらに「病気のはなし・病気辞典」の中で「過労死」について

Q1:過労死はどういう状態をさすのですか?

A1:50~60歳の働きざかりに目立つ休日不足や長時間労働による働き過ぎで慢性的疲労の蓄積や大きなストレスなどで起こる突然死を過労死といいます。

Q2:過労死の前兆はどのようなものですか?

A2:過労死の前兆には全身の疲労感、胸痛、冷汗、息切れ、首や肩の凝り、手足のしびれ、頭痛などがあります。一時的に意識を失ったり、片手がしびれたり、箸を落としたりするような場合は、脳梗塞などの脳血管障害が考えられます。後頭部の激痛の場合はクモ膜下出血の前兆です。すぐに病院に行きましょう。

Q3:過労死の原因はどのような病気でしょうか?

A3:過労死の死因の80%は急性心筋梗塞、急性心不全など心臓の病気が60~70%を占め、次いで30%がクモ膜下出血、脳出血と考えられております。全国で1年間に1万人のサラリーマンが過労死になっていると推測されております。



なぜ、日本人はこれほど働くのだろうか。働きすぎで死んでしまえば元も子もないではないか。一方で長生きできるのは、無責任な人間ばかりということになる。




こんな小話がある。(「世界から貧しさをなくす30の方法」田中優ほか編)

南太平洋にこんな小話があります。先進国の人があくせく働いているのを見て、南太平洋の住民が聞きます。「なんのためにそんなにあくせく働くのか」と。すると先進国の人間は「こうしてカネをかせぐのだ」と答えます。南太平洋の住民は「そんなにカネを稼いでどうするのだ」と聞きます。先進国の人間は「こうやってカネを稼いだら、そのカネで毎日海に来てゆっくり過ごしてやるんだ」と答えます。南太平洋の住民はいぶかしがりながらさらに聞きます。「我々はカネを稼いでいないが、毎日海に来てゆっくり過ごしているぞ。そのままこの生活に加わればいいじゃないか」とオチがつきます。



日本人は理想と現実を立てわけ、理想のためにまっしぐらに働いている。しかし、理想が実現したら、退屈でたまらないに違いない。なぜ、現実を理想と同じにしないの? 日本人はどこかで方向を見失っていたのかもしれない。"

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