2007/12/05

時間。

―人間とコンピュータや電子機器、ロボットなどの関わり合いが増したことで、人間にはどういう変化が起きると思われるでしょうか。いくつか挙げてもらえますか。

 長年の間、わたしは「われわれが技術に適応するのではなく、技術がわれわれに適応するべきだ」と言ってきました。しかし、今ではこれは間違いだと思っています。専断的な技術に適応する必然性はありません。他方において、われわれの現代生活の大部分が、暖房システムや照明、電話、テレビなどわれわれを囲む技術への適応そのものでした。

 もし以前のわたしが携帯メールについて予想を聞かれていれば、「これは難しすぎてだめでしょう。大体『C』を入力するのに3回もボタンを押すなんて馬鹿げている」と答えたことでしょう。しかし、人はそれを学んだばかりでなく、非常によく慣れました。このように、適応は起こります。

 それから余談ですが、わたしはこの適応には年齢は関係ないと考えています。むしろ、どういう生活を送っているかということと関連性があります。わたしの場合、技術開発を支援してきており、技術が開発されるにつれてそれを学んできたので、適応するのは簡単です。多くの人にとっては、技術は突然現れるものであり、ついてゆくのはたしかに難しいことです。

 どのくらい技術をよく知っているか、またどれだけ素早く習得できるかは問題ではありません。問題は習熟するのに時間がかかることでしょう。あなたは技術に慣れるのに20時間も費やしたくないでしょう。しかし、多くの子供たちはそれに充てられるだけの時間を持っています。
―若い人は速く覚えられるというのではなくてですか?単に覚えるのに多くの時間をかけていると。

 わたしはそう思います。 以下、
http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000055954,20362396-2,00.htm

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