2007/12/17

ゴールドラット博士

・・・宮崎県の取り組みは、短期にダムを建設して人命を救った事例だとして感動したそうだが

 先日宮崎県で素晴らしいプレゼンを聞いた。(県庁内の上層部の逮捕という)最低最悪の事態からわずか1年で大きな成果を出したと聞いている。宮崎県だけでなく、国土交通省関連でも、約1000のプロジェクトで考え方を導入していると聞いた。宮崎県の話は日本だけでなく世界の注目を集め、既に7カ国以上から同様の取り組みを導入したいという話がきている。

 これは、土木建設業界を変えたのではなく行政のマネジメントを変えているのだ。トヨタは25年かけて世界の生産現場を変えた。この次は日本発で、世界の行政のマネジメント手法を改革するだろう。私が見学した宮崎県のダムは、世界の行政に変革を起こしたことを象徴するダムといわれる日がきっと来るだろう。

今後の活動を教えてほしい

 これまで書籍などを通して「何を」「何に」変えなくてはならないのかといったことについての因果関係を説明してきた。だが、「どうやって」経営戦略を変えなくてはならないかということは十分に説明できていなかった。その答が、バイアブル・ビジョンである。これを実現するために、「S(戦略) &T(戦術)ツリー」を活用する。大野耐一氏の考え方でいえば、解決策を見いだすための「なぜなぜ5回」のようなものだ。

 2008年2月には、こうした考え方をウェブ形式で指導できるようにする。希望者が多ければ、日本語版も提供したいと考えている。2時間半の講義を5回受けることによって、どうやって変化を起こせば良いのかが理解できるプログラムだ。1人あたり本一冊と変わらない価格で提供できるだろうと考えている。 ITproより。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Interview/20071213/289454/

0 件のコメント: