2008/06/12

”原料から最終製品まで勢いの止まらない太陽電池ビジネスだが、ひとつだけ困った問題がある。「お膝元の日本市場がさっぱり盛り上がらない」(業界関係者)のだ。太陽光発電協会の発表によれば、2007年度の日本の国内向け出荷量は2年連続の減少を記録するなど、冴えない状況が続く。今後も欧米を中心に市場拡大が続けば、ドイツのQセルズなど欧米勢に引き離されかねない。

 そんななか業界関係者が期待するのが、今年7月7日に開催される北海道洞爺湖サミットだ。「地球環境サミット」と銘打っているだけに、早くも「税制や電力買い取りなど、太陽光発電になんらかの優遇策が出るのでは」(業界関係者)とざわつき始めた。欧州では、太陽光で発電された電力を市場価格の約 3~5倍で買い上げる制度が確立し、一気に市場が拡大したとあって、業界の期待はふくらむばかりである。”
http://diamond.jp/series/inside/06_14_005/

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