2008/11/26


"「こうしたプロセスを使って(ロボットたちは)分析を行ない、インプロバイズ(即興演奏)することができる」と、電話取材に対しWeinberg助教授は説明した。「応用の仕方の1つは、遺伝的アルゴリズムを使うものだ。あるものの個体群を作っておいて、その小さな個体すべてに突然変異を起こさせる。今回のケースでは、音楽のモチーフが1つ1つの個体にあたる。突然変異および音楽の遺伝子間の交配によって、環境により適した新しい個体群ができる」
Weinberg助教授はさらに次のように述べた。「遺伝子間の交配が起こる(およそ)50世代の変異を高速に実行して生じた結果が、たとえばサックス奏者が演奏したモチーフに似ているかどうかを検証する。そして、サックス奏者が演奏したものと、ピアノ奏者が演奏したものの音楽の遺伝子を組み合わせて演奏する。それは、遺伝的アルゴリズムだけが生み出せる独自のものだ」
その結果は驚くほどの出来映えだ。ドラムを演奏するロボット『Haile』には数年の演奏経験があるが、マリンバを演奏する『Shimon』は11月上旬に公開されたばかりだ。それなのにShimonは、リズムだけでなくメロディーもこなしている。
Weinberg助教授によると次の段階の1つは、ロボットたちに、最も面白いパートを演奏している人間の演奏者の方を観察させるということだ。
まだ納得できない? ではもう1本、動画を見てほしい。"

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