凌河とナナミのたま~ににっき★★
2009/05/20
思へばこの世は常の住み家にあらず
草葉に置く白露水に宿る月よりなほあやし
金谷に花を詠じ榮花は先立つて無常の風に誘はるる
南楼の月を弄ぶ輩も月に先立つて有為の雲にかくれり
人間五十年化天のうちを比ぶれば夢幻の如くなり
一度生を享け、滅せぬもののあるべきか
これを菩提の種と思ひ定めざらんは口惜しかりき次第ぞ
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