2008/01/24

西日本新聞より抜粋

 宮崎県の東国原英夫知事が同県内に情報技術(IT)産業を集積し、拠点化する「宮崎ヒルズ構想」の実現を目指すことが22日、分かった。候補地に宮崎市の大型リゾート施設・シーガイアなどが挙がっている。

 成長著しいIT企業が多く入居する高層ビル「六本木ヒルズ」(東京)にあやかって命名されたヒルズ構想は、コールセンターやソフト開発関係会社などを地元に集め、「ITの最先端地」とするのが狙い。東国原知事は、具体的な誘致企業の目標数は未定としながら「積極的に誘致に臨み、任期(2011年1月)内には実現したい」と意欲を示している。

 昨年11月、全国のIT・ベンチャー企業経営者約300人がシーガイアで開いた交流イベントに出席した東国原知事は「宮崎をIT産業の集積地にしたい」とあいさつ。自分が名刺を交わした約200社に対し、誘致を働き掛けるよう県職員に指示していた。

 同県の企業誘致担当者や東京事務所職員は、既にインターネット広告大手のサイバーエージェント(東京)など数社を訪問。県の交通基盤や労働環境などを説明した。

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